京セラみらいエンビジョン、ローカル5GとAIを活用したクマ対策「クマミるAI」の接続検証に成功

背景

2025年秋、東北地域を中心にクマの目撃や出没件数が急増し、全国各地で人的被害が報告された。従来の注意喚起や巡回対応だけでは対応が困難となる中、自治体では地域住民の安全を確保するため、危険を迅速に把握できる技術導入の必要性が高まっていた。

こうした課題に対応するため、京セラみらいエンビジョン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:金炯培)は、株式会社アイムービック(愛媛県松山市、代表取締役:森本健一郎)および株式会社Core-Support(鹿児島県大島郡伊仙町、代表取締役:中本哲也)と共同で、クマ対策AIソリューションとローカル5Gシステムの接続検証を実施した。

検証概要

京セラみらいエンビジョン株式会社は、株式会社アイムービックおよび株式会社Core-Supportと協同で、ローカル5Gネットワークを活用したクマ対策ソリューションの接続検証を実施した。本検証では、Core-Support社が設置したIPカメラで撮影した映像を、京セラみらいエンビジョン株式会社のローカル5Gラボ内のローカル5G回線経由で、アイムービック社のクマ対策AIサービス「クマミるAI」に伝送し、AIによるクマ検知が問題なく行われることが確認された。

さらに、映像の伝送からAI解析、警報通知までを一貫して確認でき、エンドツーエンドでの連携が有効に機能することが実証された。クマミるAIがクマを検知した際には、登録されたLINEアカウントへ警報が自動送信される仕組みであり、現場での迅速な対応に寄与する。

検証ソリューション
OmniPOD(京セラみらいエンビジョン株式会社)

クマミるAI(株式会社アイムービック)


IPカメラ(株式会社Core-Support) ※K5G-C-100Aを介してローカル5Gと接続



LINE通知画面


ローカル5Gは、企業や自治体が特定のエリア内で独自に構築・運用できる第5世代移動通信システムで、低遅延かつ安定した通信が可能なため、産業用途や防災分野での活用が進んでいる。

今後の展望と課題

今回の成果を受け、三社はさらなる検証の深化と実証フィールドの拡大を計画している。ローカル5GとAIを活用することで、山間部や生活圏周辺でも人手による常時監視が困難な地域で、早期のクマ検知や迅速な注意喚起が可能になると期待される。

一方で、ローカル5G構築には設備投資や免許取得、運用体制の整備が必要であり、特に小規模自治体ではコストや人材面での導入障壁が課題となる。また、AI検知の誤検知や警報後の行動指針の整備も今後の検討課題として残されている。

企業情報

京セラみらいエンビジョン株式会社
所在地:東京都港区三田三丁目5番19号
代表:金炯培
URL:公式ホームページ

株式会社アイムービック
所在地:愛媛県松山市三番町6丁目3-4
代表:森本健一郎
URL:公式ホームページ株式会社Core-Support
所在地:鹿児島県大島郡伊仙町伊仙3578-1
代表:中本哲也
URL:公式ホームページ

関連記事