茨城県・鹿嶋市と、北海道・札幌市。約800km離れた二つの地域を、人・地域課題・産業・文化・ビジネスでつなぐ高度約10,000mの交流企画「NoMapsフライト大作戦」が、2026年9月23日(水・祝)、24日(木)の2日間にわたり実施されます。

札幌・北海道を舞台に開催されるまちなか複合型フェスティバル「NoMaps2026」の開催にあわせ、東京・茨城から北海道へ向かう参加者を乗せた特別企画。今年は計177席を用意し、9月24日(木)には航空機1機のすべての座席を貸し切り、参加者だけを乗せた特別便を運航します。

単なる移動手段としてのフライトを、地域を越えた出会いと対話の場へと変える、新しい地方創生の実験が始まります。
■ 地域を越えて交わり、課題を共創のテーマにする
「NoMapsフライト大作戦」が目指すのは、観光や視察で終わる一方通行の交流ではありません。 人口減少など地域課題が複雑化するなか、一つの自治体や企業だけで解決するのではなく、地方と地方が直接つながり、お互いの課題、資源、人材、知見を持ち寄って新しい事業や経済を生み出すことを目標に掲げています。
参加者は北海道へ向かう前日に、まず茨城・鹿行(ろっこう)地域を訪問。現地でまちづくりに取り組む人たちと出会い、地域資源や課題を五感で体験します。そして翌日、茨城空港から貸切飛行機で新千歳空港へ。高度10,000mの機内がそのまま都市間共創のミートアップ会場となり、濃いつながりを持ったまま、札幌の「NoMaps」現地へと合流する設計となっています。

■ 「厄介者」のナマズを価値に変える。高校生×地元企業の挑戦
今回のフライトで注目すべきは、地域の課題を共創によって新たな価値へとつなげるユニークな取り組みです。
茨城県の霞ヶ浦・北浦で「厄介者」とされてきたアメリカナマズを新たな水産資源として活用するべく、地元・鹿嶋市の高校生たちが立ち上げた「ナマズプロジェクト」が始動。高校生たちが作成したナマズのパンフレットを機内で配布するほか、市内飲食事業者が開発した**「ナマズのブリトー」**が機内食として提供されます。
鹿嶋市とナマズは、鹿島神宮の要石の伝説(地震を起こす大鯰を押さえている)や江戸時代の「鯰絵」など、歴史的にも深いゆかりがあります。地域の環境課題に向き合いながら、地元の学生、企業、イベント、そして航空会社が連携して「美味しくいただく」という挑戦は、まさに地域資源の可能性を広げる先進的な事例です。
■ 産官学のキーパーソンが語る、都市間連携への期待
本プロジェクトの実現にあたり、出発地と到着地となる両地域のリーダーやキーパーソンからも、熱いメッセージが寄せられています。
鹿嶋市長 田口伸一 氏

「航空会社・自治体・高校・イベントが連携することで、地域間の経済活動や文化交流が促進され、未来につながる新たな挑戦が生まれることを期待しています。鹿行地域の豊かな自然、歴史、食、そして鹿島アントラーズに象徴されるスポーツ文化を、ぜひ五感で体験していただきたいです。」
札幌市副市長 加藤修 氏

「参加される皆様がNoMapsを通じて、札幌で新たな人や挑戦の場面に出会うことは、交流人口の拡大にとどまらず、継続的な関係や新たな事業の芽を生みます。今回の取り組みを契機に、都市間の出会いが具体的なプロジェクトへ、さらに持続的な地域の力へと発展していくことを期待しています。」
株式会社メルカリPresident(会長)/株式会社鹿島アントラーズFC代表取締役社長 小泉文明 氏

「テクノロジーの進化によって個人がエンパワーされた社会において、大都市中心の発展だけではない、新たな時代に即した地域主導の『循環型社会』が構築されてくると信じています。参加者が刺激しあい、越境し変化を起こせる存在になって、新たなチャレンジが各地で起きることを期待しています。」
移動そのものを共創のきっかけに変える、挑戦的なイベント「NoMapsフライト大作戦2026」。地方と地方が手を取り合う新しい地方創生の形として、今後の展開からも目が離せません。
【開催概要】
- イベント名: NoMapsフライト大作戦2026
- 実施日: 2026年9月23日(水・祝)、24日(木)
- ルート: 東京 → 茨城・鹿行地域 → 茨城空港 → 新千歳空港 → 札幌
- 募集規模: 計177席
- 詳細・申込: https://no-maps.jp/program/flight2026/