株式会社Matchbox Technologiesは、鹿児島県屋久島町の「屋久島町単日短時間就労マッチングサービス構築事業」を支援するため、屋久島町公式のスポットワークプラットフォーム「屋久島町マッチボックス」を開設し、2026年7月16日(木)よりサービスを開始します。
本事業は屋久島町が運営を行い、Matchbox Technologiesがプラットフォームの構築および管理保守・運用支援等を担います。町内事業者の人材確保を支援すると同時に、スポットワークの普及による柔軟な就労機会の創出を図り、多様な人材が活躍できる持続可能な地域社会の実現を目指します。
■ 「屋久島町マッチボックス」とは
「屋久島町マッチボックス」は、町内の仕事を1日単位・数時間単位で探せる、屋久島町公式の人材マッチングプラットフォームです。働き手はスマートフォンなどから求人を検索し、自身の都合や希望に合わせて仕事に応募することができます。
学生や、子育て・介護と両立したい方、定年退職後のシニア層、副業希望者など、幅広い方がそれぞれのライフスタイルに合わせて地域の仕事に関わることができるのが特徴です。求人検索から応募、勤務後の手続きまでスマートフォンで行うことができ、原則として履歴書や面接が不要なため、初めての方でも気軽に利用しやすい仕組みになっています。
また、屋久島町公式の事業として実施されるため、労働者保護に配慮した機能や、利用時の問い合わせに対応するサポート体制を備えており、働き手も事業者も安心して利用することができます。
■ 屋久島町の課題と導入の背景
世界自然遺産にも登録され豊かな自然資源を有する屋久島町では、人口減少と高齢化により人材確保が難しくなっていることや、観光業を中心に繁忙期と閑散期における観光客数の差が大きいことから、年間を通じた安定的な雇用の確保が課題となっていました。
柔軟な働き方を希望する働き手がいる一方で、既存の民間スポットワークサービスに掲載される町内の求人は少なく、その活用は限定的でした。そこで町独自の公式スポットワークプラットフォームを構築することで、空き時間を活用して就労を希望する働き手が自分に合った時間で働ける環境を整え、地域の雇用課題の解決を目指します。

■ 幅広い事業者が参画予定。多様な就労機会を創出
サービス開始に先立ち開催された事業者向け説明会には、宿泊、飲食などの観光関連産業をはじめ、農林水産業、医療・福祉、製造、小売など、町内の幅広い業種の事業者が参加しました。
参加事業者からは「島内で働き手を確保することに苦慮している」「急な欠勤や短時間の業務などに対応しにくい」といった人材確保の課題が寄せられた一方で、「働き手が都合のよい時間に働ける点がよい」「屋久島町が主体で取り組んでくださることが大変ありがたい」と期待の声も多く、多くの方が利用に前向きな姿勢を見せました。
「屋久島町マッチボックス」では、宿泊施設や飲食店の業務、農作業、製造・加工、草刈りや環境整備、介護・福祉に関する業務など、屋久島町の産業や暮らしに関わる多様な求人の掲載を予定しています。事業者が必要な時期や時間帯に合わせて仕事を切り出し、働き手との新たな接点をつくることで、季節や繁閑に応じた人材確保と、地域経済の持続的な発展が期待されています。
屋久島町について
鹿児島県熊毛郡屋久島町は、鹿児島市の南方約135キロメートル、鹿児島県本土最南端佐多岬の南方約60キロメートルの海上に位置し、屋久島と口永良部島の2島からなる町です。町内には、九州最高峰の宮之浦岳をはじめ、標高1,000メートル以上の山々が連なり、その雄大な地形から「洋上アルプス」とも呼ばれています。屋久島の一部地域は、樹齢数千年の屋久杉をはじめとする特殊な森林植生や、植生の垂直分布などが世界的に評価され、1993年に白神山地とともに日本初の世界自然遺産に登録されています。
縄文杉や白谷雲水峡などの自然資源を有し、登山・トレッキングをはじめとする観光地として国内外から多くの人々が訪れています。また、温暖で多雨な気候を活かした果樹や茶の栽培、水産業なども営まれており、なかでも屋久島町産のたんかんは、かごしまブランドの産地指定を受けており、酸味と甘みのバランスに優れた濃厚な味わいと、豊かな香りを楽しめる特産品として親しまれています。自然の恵みと人々の暮らしが密接に結びついた魅力あふれる地域です。
「matchbox(マッチボックス)」について
「マッチボックス」は、スポットワークの採用・管理を自社で完結できるセルフソーシング®︎型のクラウドシステムです。現役従業員に加え、アルムナイ(退職者)や登録制アルバイト、一度雇用したスポットワーカーなどを、企業に合わせて開発したシステム内にメンバー登録することで、自社独自の人材プールを構築し、採用にかかる時間やコストを大幅に削減します。また、採用から給与労務までのすべての工程を、システムを通じて簡単に一元管理することができるため、業務の効率化にも最適です。事業所側が信頼できる人材を選定することを可能としたほか、求職者側への配慮として休業手当の自動支給や企業への与信調査などを行うなど、企業側と働き手の双方に対してフェアで安全なサービスをめざしております。マッチボックスは、企業と働き手の信頼関係をベースとしたコミュニティの構築により、あらゆる人が柔軟に働ける環境を実現させています。
Matchbox Technologies について
私たちは、「雇用主も従業員も無理なく、自分らしく働けるセカイ」の実現をめざし、「企業の柔軟な職場環境づくりを、テクノロジーで実現する」というミッションのもと、企業や地方自治体の抱える人材課題の解決を支援しております。2020年から、企業や地方自治体が簡単に独自のスポットワークプラットフォームを構築し、1日・数時間単位での柔軟な働き方を実現できるクラウド型システム「matchbox」の展開を開始し、これまでに13,945の事業所に導入しています。また、新潟県や大阪府をはじめとする8府県54市町村に、自治体独自のスポットワークプラットフォームとして提供しています。私たちは、資本力の差による競争に巻き込まれるのではなく、本来注力すべき「社会課題の解決」に注力し続けたいという思いから、知財戦略を重視しています。現在、スポットワークおよびセルフソーシングに関する特許を国内外に50件以上出願しており、基本特許を含む19件の特許を取得済みです。また、これまでの取り組みや事業の成長性が評価され、日本経済新聞社が行う「NEXTユニコーン調査」2025年版に次世代を担う有力スタートアップとして選出されました。私たちは、スポットワークの柔軟性と信頼できる人材コミュニティの構築を両立させる新しい働き方のスタンダードを世の中に広く伝えていき、またその第一人者として、今後ともコンプライアンスを遵守した安心安全なサービスの研究開発を進め、社会課題の解決に努めてまいります。