国交省の研究開発助成に採択!北都鉄工とTengun-label、AIとデジタルツインで橋梁塗装の自動化に挑む

株式会社北都鉄工(本社:石川県金沢市、代表取締役社長:小池田康秀)と東京のAIスタートアップ・株式会社Tengun-labelによる共同研究「フィジカルAIを用いた国土インフラの塗装自動化システム開発に関する研究」が、国土交通省「SBIR建設技術研究開発助成制度」(令和8年度・中小・スタートアップ企業タイプ)の研究課題として採択されました。

石川県のものづくり企業と東京のAIスタートアップがタッグを組み、地域の産学官連携から生まれた知見を生かして、熟練の職人技に頼ってきた橋梁塗装の自動化という課題に挑みます。

■ 人手不足が進む橋梁塗装の現場

現在も橋梁の塗り替え作業は人の手で行われており、高所の足場や危険区域に踏み込んで熟練の技で塗料を吹き付ける作業が続いています。しかし、インフラの維持管理が必要とされる一方で、現場を支える職人の数は急速に減少しています。

北都鉄工とTengun-labelは、この課題を解決するため、デジタルツイン上で塗装の動きを検証し、現場で動作する実機ロボットへと反映させる自動化システムの実現を目指しています。

現場を知るものづくり企業と、最先端のAIを持つスタートアップ

株式会社北都鉄工(研究代表者:取締役・小池田康徳)

1934年創業、石川県金沢市に本社を置く大型鋼構造物メーカー。鋼橋の設計・製造・施工を一貫して担い、橋梁塗装の長寿命化に不可欠な基盤技術を社内に蓄積。近年は供用されている鋼橋の補修工事等も手掛けています。

株式会社Tengun-label(共同研究者)

東京都新宿区に本社を置く、AI・3次元画像処理・センシング・データ解析に特化した技術者集団。デジタルツイン技術の社会実装や3D点群データの解析を手がけ、NVIDIA Omniverseパートナー企業としてフィジカルAI分野の最新技術情報を保有。

■ 地域の産学官連携から生まれた挑戦

今回の事業計画は、金沢市委託事業「TENJO KANAZAWA」を通じた1年あまりの企業や大学との対話からスタートしました。金沢工業大学白山麓キャンパスの地方創生研究所メンバーシッププログラムへの参画などを通じて生まれた連携が実を結び、国土交通省の助成制度採択へとつながっています。

橋を知り尽くした北都鉄工のものづくり技術と、点群やAIで現実世界を再現するTengun-labelの技術が合わさることで、理論にとどまらない「現場で実際に動く」自動化システムの構築を進めていきます。

■ 今後の実施計画

本研究開発は以下のスケジュールで展開される予定です。

  • 2026年度(令和8年度) F/S(調査・分析): デジタルツイン環境上に塗装作業を再現するモデルを構築します。
  • 2027〜2028年度(令和9〜10年度) R&D(研究開発): 環境が安定している工場(屋内空間)でのロボットによる自動塗装シミュレーションを行い、その成果をもとに自律走行ロボットの開発へと展開します。

現実空間を計測してデジタルツイン上で検証し、実機ロボットへ戻すサイクルを構築することで、熟練技能の継承、現場の安全性向上、品質の安定化に貢献し、全国のインフラ維持管理に役立つ技術としての社会実装を目指します。

【会社概要】

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